ジブン磨き、見えない所までできていますか? 〜正しい歯みがきと口臭ケア〜

基礎研究室

2017.7.11

エステにマッサージ、ヘアケア、メイク、ファッションなど、見える部分の自分磨きだけではなく、見えない部分の息のケアもしてみませんか。

口のニオイは自分では気づきにくいからこそ、しっかりケアしておきたいもの。とはいえ、原因を知らなければ正しい対処はできません。息のケアについて説明する前に、まずは口臭の発生原因について知っておきましょう。

口臭の原因の8割は、口の中に原因があります。(詳しくはこちら

口臭を予防するには、口の中をいつも清潔に保つことが第一。まずは、正しい歯みがきで、口臭の原因となる食べカスや細菌を取り除きましょう。

毎日、何気なく行っている歯みがきですが、正しい方法を身につけることが重要です。そこで、正しい歯みがき方法をご紹介します。

<歯ブラシ編>

歯みがきの基本

  • 歯みがきの基本

    毛先を歯面(歯と歯肉の境目、歯と歯の間)にきちんとあてる

  • 歯みがきの基本

    150〜200gの軽い力(毛先が広がらない程度)で磨く

  • 歯みがきの基本

    小きざみに動かす(5〜10mmを目安に1〜2歯ずつ磨く)

磨き方の工夫

  • 凸凹歯並びは

    みがき方の工夫

    凸凹している歯1本1本に歯ブラシを縦にあてて毛先を上下に細かく動かして磨きましょう。

  • 背の低い歯は

    みがき方の工夫

    歯ブラシをななめ横から入れて、細かく動かして磨きましょう。

  • 歯と歯肉の境目は

    みがき方の工夫

    歯と歯肉の境目に45度の角度にあて、細かく前後に動かして磨きましょう。

歯を清潔に保つには、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシの活用も重要なポイントです。歯ブラシだけだと、取り除ける歯と歯の間の歯垢は40〜60%程ですが、デンタルフロスや歯間ブラシも使えば、80〜95%までアップします。

〈デンタルフロス編〉

  1. デンタルフロスを左右に動かしながら、ゆっくりと歯と歯の間に挿入します。

  2. 前面にデンタルフロスを沿わせ、上下左右に動かして歯垢(プラーク)や食べカスを取り除きます。

    デンタルフロス

  3. デンタルフロスを抜く時もゆっくりと左右に動かしながら抜いてください。

〈歯間ブラシ編〉

  1. 鉛筆を持つように手にとり、鏡を見ながら、歯ぐきを傷つけないようにゆっくり斜めに差し込みます 。

    歯間ブラシ

  2. 歯間用ブラシを水平にし、歯の面に合わせて前後に2〜3回動かします。奥歯は歯の内側からと外側から、両方行いましょう。
    隣あった歯にはそれぞれ軽くあててキレイにしていきます。

    歯間ブラシ

  3. 使い終わったら流水ですすぎ、風通しのよい場所で保管しましょう。

歯みがきとともに毎日の習慣にしたいのが、舌みがきです。口臭の60%は舌の汚れである舌苔から発生しています。こちらは“1日1回、朝起きたら舌みがき”がポイント。日中はマウスウォッシュでケアをすれば、口腔ケアはほぼ完璧!さわやかな息は、あなたをもっと輝かせてくれるはずです。

舌のケアについて詳しくはこちら

●参考

・川口陽子監修『「息さわやか」の科学』

あわせて読みたい記事

あわせて読みたい記事

おすすめ記事